国際規制により食べられなくなる可能性もある地中海産の養殖クロマグロが、おいしくなってきたと評判だ。生産減に加え、不況による取引価格の低迷が追い打ちを掛ける中、付加価値を高めようと、生産者らがさまざまな工夫を凝らしている。
首都圏に69店舗を展開する回転すしチェーンの銚子丸(千葉市)は1月下旬から、生のトルコ産養殖クロマグロを使ったにぎりすしの特売フェアを実施している。 同社は年間を通して世界中から高級マグロを仕入れているが、「トルコ産は養殖特有のにおいや不自然な脂乗りがなく素晴らしい仕上がり」(三浦光存スーパーバイザー)と太鼓判を押す。これまでの地中海産と比較しても、「質の向上が目覚ましい」とすし店などの間で話題になったほど。 味が良くなった理由についてある輸入業者は、「えさに鮮度が良い生の魚やハーブなどを混ぜた高価な飼料を使っているため」と明かす。さらに、天然魚の漁獲枠が減少した影響でいけすに入れる魚が減り、「過密な生育環境が改善されて運動量が増えたこともプラス要因」という。 【関連ニュース】 ・ 〔動画特集〕築地市場マグロ競り-大人の社会見学 ・ 【特集】築地発「新鮮!魚の情報」 ・ 〔写真特集〕築地市場マグロ競り-大人の社会見学 ・ マグロ取引禁止案の採択勧告=日本の立場厳しく ・ 禁止案の採否は「微妙な差」=クロマグロ取引維持に全力 ・ 新潟の福田組が5億円所得隠し…国税指摘(読売新聞) ・ 開封後1週間のワクチン接種=新型インフル、子供8人に−茨城(時事通信) ・ 元・打点王の石井氏、自民秋田県連が参院選擁立へ(読売新聞) ・ 調布市議が救命術を学ぶ(産経新聞) ・ 石巻3人殺傷 元交際相手の少年、直前に包丁入手(産経新聞)
by ngdabi9s5r
| 2010-02-19 19:37
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